読書日記 2009年

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やさしい統計入門 田栗正章、藤越康祝、柳井晴夫、C.R.ラオ 講談社ブルーバックス ★★☆☆☆

これは、決して「やさしい統計入門」ではない。オーソドックスな統計学の教科書の内容を、希釈して一通り詰め込んだものである。よって、初学者にはきっと訳が分からないだろう。かといって、統計学を一度学んだものにとっては、とりわけ目新しいことが書いてあるわけでもない。
誕生日問題(14人いれば、誕生日が一日違いのペアがいる確率が1/2になる)や、「ペテルスブルクのパラドックス」(プレイヤーが受け取る賞金の期待値が無限大になる賭け)などの話題は面白い。(09/10/22 読了)

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