読書日記 2010年

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ドキュメント 裁判官 読売新聞社会部 中公新書 ★★★☆☆

中公新書のドキュメント・法曹三者シリーズの一つ。
顧客の意に沿わなければならない弁護士に対し、裁判官は自分の信念を判決に反映させることができるという点で、やり甲斐のある仕事だと思う。もちろん、他人の人生を決する責任の重さもある。一方で、ここ10年で児童買春とストーカー行為で2人の裁判官が罷免されるなど、信じられないような不祥事も起こっている。

本書は、「ドキュメント 裁判官」と銘打っておきながら、裁判官というよりも単なる裁判の紹介になってしまっていて、物足りない。立場上、裁判官は自分の仕事について語ることを許されない。だから、裁判官にホンネを語ってもらうというのは、そもそもできない相談なのだろう。(10/11/03読了)

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