Home > 世界中の山に登りたい! > 伊吹山

「かくとだに えやはいぶきのさしもぐさ…」と百人一首にも歌われ、古来より信仰の対象であり修行の場でもあった伊吹山も、今や頂上までドライブ・ウェイが通じウザいヤンキーどもが山頂にタムロする山になってしまった。
東海道線で、関ヶ原のトンネルを抜けると急に目の前に現れるその立派な山容は、しかし山肌を削られグロテスクなリフトやケーブルを架けられてしまった現在の不遇をじっと耐えているようにも見える。名古屋から唯一日帰りで行ける日本百名山。
南側に付けられた登山道は頗る眺望が良く、大きな大きな琵琶湖とその縁を彩る指で摘んだような山々の褶曲を常に望むことができる。予想通り楽勝だったが、あまりにもナメすぎて頂上でくつろぎ過ぎたため下山中にとっぷりと日が暮れてしまった。3合目から車道に入り、とぼとぼと歩いているとヒッチハイクに成功、トラックの荷台に載って下まで運んでもらった。

これが伊吹山だ!

山頂に着いた!

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