読書日記 2020年

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経済学講義 飯田泰之 ちくま新書 ★★☆☆☆

ミクロ経済学、マクロ経済学の何たるかも知らない私のような浅学の人間には、経済学の全体像を見渡せるのは良い・・・と思ったのだが。
残念ながら、非常にわかりにくい。説明が論理的でなく、読んでいてストレスが溜まる。
限界効用とかLM曲線とか、経済学特有のいやらしいジャーゴンが山ほど出てくるが、きちんと定義されていないことが多い。最初から、「自由放任の市場経済が効率的だ」というときの「効率的」の意味がどこにも書かれていない。
頑張って読み進めたところで、それぞれの章の間につながりがなく、全体としてのメッセージはない。「計量経済学」の章は、ただの統計学の基礎で、不要。求めているのはこういうのじゃないんだよなぁ。 (20/03/26読了 20/03/27更新)

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